JEWELRY COORDINATORの接客塾

宝石歴オタですけど~

魔力

 

指輪は古代のアニミズム信仰から魔力があると信じられていました

 

神々やスカラベ、蛇やライオン、五角星形などの像を彫り込んだ印章指輪は

 

指輪自体に霊力が備わって

 

これで封印すれば、あらゆるものから中身や財産は守られる!

 

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アメシスト古代エジプト中王国時代に護符としてよく用いられています

 

写真は紀元前1990-1720年頃のもの

 

指輪を着けるのは、人間にとって自然なことかもしれません 






※写真は「指輪 古代エジプトから20世紀まで」からお借りしました

死を忘れるな

 

メメント・モーリ 死を忘れるな

 

14世紀以降の髑髏や骸骨をモチーフにしたジュエリー

 

葬儀のあと、死者の思い出のために関係者に配られました

 

飢饉百年戦争、ペストの流行で 死は日常生活の中に入り込んできます

 

骸骨を描くことで死を直視し、恐怖から逃れようとしたのです

 

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キリスト教がヨーロッパの人々の心を捉えた理由の一つは、キリスト教の説く死後の世界の安らぎがあったから

 

実はふかーい思いが込められている髑髏でした

 

髑髏、かっこいいじゃん 私の若いころはそう思っていましたし、いまも若い子たちも知らないでしょうね~

 

 

 



※写真は「指輪 古代エジプトから20世紀まで」からお借りしました

バラを持つ手

美しい作品は時代を超えて人の心に感動を呼びます

 

アンティークジュエリーに興味を持ち始めたのは10年ちょっと前

 

絵画と一緒で、何も知識がなかった頃は 「ふーん、きれいだねー」で終わっていましたが、勉強するといろいろな意味もあり面白くなってきます

 

ジュエリーの歴史は5000年くらいあって、デザインや作りなど、進化していくわけですが、ジュエリーを販売している人で詳しい人はあまりいないのが残念なんですけど(アンティークジュエリー専門の方は別です!)

 

宝飾品は装飾芸術である、と言ったのは大英博物館の館長だった方

 

 

19世紀のロマンチシズムの作品 「バラを持つ手」

 

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バラを持つ手は 『友情』

 

すずらんには 『幸福』

 

勿忘草とリボンの花束は 『私をわすれないで』



象牙を薄く薄く削り、一枚づつ丁寧に作られた花びら

 

技術力と表現力が集約された傑作と言われています




※写真は「アンティークジュエリー 小さな美の世界」からお借りしました

デコがお気に入り♡

アンティークジュエリーの中でどれが好きと聞かれると

 

アール・デコ」 

 

第一次世界大戦が始まって、男性が戦場に行ってしまい女性が社会進出をするようになったこの時代

 

女性が初めて自分で好きなものを選べるようになりました

 

それまでの反動でしょうか、はっきりした幾何学的な模様や直線を生かした単純明快なフォルムがデザインの基本

 

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プラチナ、ダイヤモンド、アメシスト ブローチ

1927年 メレリオ・ディ・メレー・コレクション

 

この時代から 女性にとって、ジュエリーは男性から与えられるものから、自分で選ぶ時代になりました

 

めでたしめでたし 

 

 

 

※写真は「ヨーロッパ・ジュエリーの400年」からお借りしました

 

はてなデビューです

はじめまして

今日からこちらでもブログデビューします

よろしくお願いしますm(__)m

 

お仕事はジュエリーの販売を請負っています

ながーく、やっておりますのでジュエリー販売に関してのノウハウはたっぷりためこんでいます

いまは、そのノウハウをセミナーなどでご紹介してます

仕事がいつの間にか趣味となり、ジュエリーの歴史オタの道をばく進しております

 

こちらのブログでは歴オタの話、接客の話などでお役にたてればうれしいです

 

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